4歳&2歳兄妹のママです。
4歳といえば、幼稚園では年中さん。
周りでも習い事や小学校受験などの話がちらほら聞こえてきて、家庭での勉強に取り組んでいる子も増えてきていませんか?
小学校入学前にたくさん勉強する必要ってあるのかな?
まだ遊びがメインでいいんじゃない?
いろんな意見があるし、私も考えがブレて、悩んだことがありました。
結局、我が家では、受験対策としての勉強や本人が嫌がるような勉強はしていませんが、
「勉強は楽しいという意識」
「社会生活での礼儀」
「学ぶことの習慣化」
を教えたくて、親子で実語教を学ぶことにしました。
4歳でも簡単に取り組めるし、親である私たち大人の勉強にもなるので、興味があったら、ぜひ親子で一緒に学んでみてください。
私の簡単な自己紹介はこちらです。
はじめましての方はぜひご覧ください♡
4歳の子どもに勉強は必要?
私は当初、勉強は小学校入学からでいいのでは?と思っていました。
だけど、幼児期って母子で過ごす時間が想像以上に長くて…毎日公園だと飽きるし、疲れちゃいますよね。
遊ぶことも大切だけど、親子で一緒に勉強するのも良い時間の過ごし方なのかなって思ったんです。
そこで注目したのが、江戸時代の寺子屋で、教科書として使われていたという「実語教」です。
大人の勉強にもなる!「実語教」のすすめ
実語教って何?
実語教は、平安時代の終わり頃から明治時代まで普及していた本で、江戸時代には寺子屋で教科書として使われていたそうです。
学びの大切さや目上の人への尊敬、友情など、人として生きるための大切なことが記されています。
福沢諭吉の「学問のすゝめ」にも実語教のはなしが出てきます。
子どもと声に出して読みたい「実語教」|齋藤孝 著
少し言葉の表現が古く、内容の理解が難しいため、こちらの本をおすすめします。
齋藤孝先生の子どもと声に出して読みたい「実語教」です。
実語教の節ごとに説明が書いてあって、とても理解が深まります。
4歳の息子には、まだ意味を教えることはしていませんが、親である私の勉強にこの本は大変役立っています。
4歳の子どもとの勉強法!実語教暗唱までの道のり
4歳の息子との「実語教」の勉強法をご紹介します。
親子の目標
私たち親子の目標は、
実語教を暗唱できるようになること
です。
昔の子どもたちは『実語教』を声に出して読みました。
声に出して読むと、先人たちの魂が乗り移ってくるのです。
引用元:齋藤孝(2013).子どもと声に出して読みたい「実語教」 致知出版社
日本で生まれたことに誇りをもち、日本人の心を受け継いでいきたいと思っています。
毎週一節ずつ覚えることを目標に
実語教を全部暗唱するとおよそ7分かかります。
長いので、毎週一節ずつ覚えるように目標設定しています。
例えば、第一週は「山高きが故に貴からず 樹有るを以て貴しとす」まで。
その週に覚えられなかったら、翌週も続けます。
ママがブツブツつぶやく
まずはママが暗記するなり、紙に書いて貼りつけておくなり、今週の一節を正しく覚えます。
そして、その一節を生活の中でブツブツとつぶやきます。
3日目くらいに、
「山…高きが……あれ?続きなんだっけ?」
と、わざとらしく聞いてみます。
すると、4歳の息子は得意げに教えてくれるようになりました。
この時の注意点は、
「はい、言ってみて」
みたいな感じで、復唱を強要しないことです。
少しでも言えるようになったら、めっちゃ褒める
私は、息子が一節言いきれなくても、声を出そうとする姿勢を褒めるようにしています。
全部覚えたら、さらに褒める。
褒められると暗唱することが楽しくなってくるみたいで、最近では、パパやおばあちゃんの前で自慢げに発表しています。
まとめ
この記事では、4歳の息子と親子で取り組んでいる「実語教」の勉強法をご紹介しました。
はじめは、4歳で勉強するのって早い?とも思いましたが、難しいことをするわけではないので、無理なく続けられています。
親子で取り組むことで、勉強の楽しさが身についてきて、息子の自信にもつながっているように思えます。
「実語教」は幼児期から身につけてほしい、人としての基本的なことが書かれてあり、大人の学びにもなります。
この日本人千年の教科書をとおして、日本人の心を伝えていくことができたらと思います。